編集&ライター・やましたよしみがファミリーレストランで仕事中に見た
風景や人間ドラマをお届けするファミレスコンセント。
2014年5月11日(日)・晴れ
いつもの席で私が仕事をしていると、
隣りのテーブルに20代前半くらいの男性3人がやって来た。
内心、“ うわ~うるさくなりそうだなあ ”と思っていたところ、
まさかのその逆。
オーダー時の様子―――
男性1「…ィン…ハ…バ…グ…」(おそらくチーズインハンバーグ)
男性2「…ミ……リル…」(おそらくミックスグリル)
男性3「……キ…」(おそらくバナナパンケーキ)
えええ??? 声小さっ!!!
その後も延々と無言が続く3人。
私がキーボードを叩くカチャカチャという音がやけに大きく感じ、妙に気まずくなってくる。
そして、料理が届いても続く無言。
チラッと彼らの方へ視線を向けるとそれぞれが黙々と食事をしている。
……シーン……。
私の心の声が聞こえてしまいそうなほどに静かだ。
「なんで? どうして? なぜに無言? 会話ないの? 友達同士でしょ? えぇー??」
食べ終わると「行こうか」の声かけもなしに誰からともなく席を立ちレジへ向かう。
なんだか無言の彼らによってファミレスの空気が歪められた気がした。
男性1:メガネ。ポロシャツ。
男性2:メガネ。チェックシャツ。
男性3:メガネ。チェックシャツ。