2014年6月22日日曜日

フリーペーパー『かごしま四都旅案内』

そういえば仕事のことを全然アップしていなかったなあとふと思ったので、
今回ちらりとご紹介します。

現在、鹿児島県内各地で配布されているのがフリーペーパー『かごしま四都旅案内』。
鹿児島市・霧島市・指宿市・南九州市の観光スポットなどが多数掲載されています。

制作したデザイナー、カメラマン、イラストレーター、ライターは、
ほとんどが鹿児島県在住の女性クリエイター。
女性の目線で鹿児島を旅する女性に向けてつくられた媒体です。
私はほぼ全編を通してライティングを担当させていただきました。

友達でライターのさわだ悠伊ちゃんの旅エッセイも必読。
見かけましたら、ぜひお手にとってご覧くださいませ。




2014年6月20日金曜日

薩摩川内市の美容室「TRUNK for hair」

私は美容室が大の苦手だ。

最初のトラウマは中学生の頃、クセっ毛の髪に初めてストレートパーマをかけたとき。
当時のストレートパーマは何十枚ものプラスチックの板に髪を貼付けるものだったが、
その途中にどうしてもトイレに行きたくなったのである。

思春期真っ只中の14歳。「お手洗いに行きたいです」が言い出せず、
冷や汗をかき続け、サロンに来る前に水分を摂った自分をひたすら責め続け、
もうギリッギリというところでようやくトイレに駆け込んだ。

ホッとしたのも束の間、サロン内の鏡に映る自分の姿に愕然とした。
おしゃれなサロンの鏡の中には、無数の板を頭からぶら下げ、
首から下にエプロンを引っ掛けた巨大てるてる坊主がいたのである。
完全なる被害妄想だが、担当の美容師さんをはじめその場にいる全員に笑われている気がした。
そして、そのサロンへは二度と行くことはなかった。

次のトラウマは20代前半の頃だ。
ようやくお気に入りのサロンとスタイリストさんを見つけて、定期的に通うようになった。
大人なスタイリストさんとの会話も楽しくて、そのサロンが大好きだった。
が、しかし、私は自分のことを話し過ぎた。

スタイリスト「前回話してた例の彼氏とどうなりましたか~?」
私「あ。いや、なんて言うか…。わ、別れました…。振られました…」
スタイリスト「あぁ、そうだったんですね…。なんか、すみません!」
私「い、いえ、別に大丈夫です…だいじょ…です…ほんとに…」

その恋愛で深い傷を負っていた私は、
この後も下がりに下がったテンションを持ち直せず、終始気まずい雰囲気に。
そして、そのサロンへは二度と行くことはなかった。

こうして私は美容室がどんどん苦手になった。
しまいには腰痛が酷くなって長時間座っているのすら苦痛になり、
結局、美容室に行くことを止めた。諦めたのである。

それからというもの、ヘアメイクの友人に自宅でカットしてもらったり、
結婚してからは夫(ド素人)に頼んだり、セルフカットをしてやり過ごしている。
かれこれ4年…、それはそれは長かった。

そんな私に転機が訪れたのが今年5月。
夫の高校時代の友人・上間くんが大阪からUターンし、
薩摩川内市に美容室「TRUNK for hair」をオープンしたのである。

「TRUNK for hair」はイスがふたつだけの小さなサロン。
スタイリストは物静かで確かなクリエイションが魅力の上間くんと、
同じく大阪帰りの元気でキュートな3児のママ・なつみちゃんのふたり。
夫が私の誕生日に予約をしてくれたのだが、とてもていねいにカットやカラーをしてくれ、
炭酸シャンプーとマッサージも心地よくて思わず眠ってしまいそうになるほど。
コーヒーとお菓子のサービスもうれしい!

長かった美容室のトラウマから解放してくれた素敵なサロン「TRUNK for hair」。
ちょっぴり遊び心のあるスタイルかつ、
朝の忙しい時間でもサッとスタイリングできる再現性の高い仕上がりが人気を呼び、
オープンから1カ月ほどだが、早くもリピーターが続出しているそう。

お近くの方も、遠方の方も、ぜひ足を運んでみてはいかが?
きっとあなたにぴったりの新たなヘアスタイルに出合えるはず。


「TRUNK for hair」のパンフレットのデザインを夫が、
テキストを私がお手伝いしました。見かけましたらこちらもご覧くださいませ。


薩摩川内市久住町570
営業時間/10:00~19:00
定休日/月曜
tel.0996-29-2499

*2016年11月21日追記
TRUNK for hairは2016年秋、カフェも併設したサロン「TRUNK for hair and coffee」にリニューアルオープン。場所も久住町へお引っ越ししていますので、お間違いなく!



2014年6月6日金曜日

明日いよいよ開催!「AOI KOKUBO FIRST EXHIBITION」

「うぁああああああああああ!!!!!!!!!!」

昨夜、夫がパソコンの前で叫んでいた。
何事かと思い近づくと見ていたのは、

「コレ完全に俺やん」と頭を抱える夫。爆笑する私。

ちなみにこの画像(文章の下)のデザインも夫によるもの。
葵ちゃんは私たち夫婦にとって妹みたいな、
従妹みたいな、限りなくファミリーに近い存在である。

彼女から画像データが届いたときも、
夫が冒頭のリアクションだったことは言うまでもない。

「葵ちゃんの頼みは断れないなあ」と夫。「そうね」と私。

普段はフリーランスの映像カメラマンとして
鹿児島を中心に活躍している葵ちゃんの初めて写真展。
彼女の視点で切り取られる作品に注目だ。
いよいよ明日から開催!

小久保葵ちゃん写真展
『AOI KOKUBO FIRST EXHIBITION ~君と僕と、時々、ネコ。~』


期間/2014.06.07(sat)–2014.06.15(sun)
時間/weekday12:00-19:00 weekend 11:00-19:00
会場/Cheerfulmark 鹿児島市宇宿6-38-10




2014年6月3日火曜日

畑、はじめました!

今からちょうど4年前、
まだ鹿児島へ移住するなど想像もしていなかったころ、
当時付き合っていた彼(今の夫)が「俺、いつか畑やりたいんだよね」と言い出した。

そのころ私は編集プロダクションに勤務していて、帰りはいつも終電。
忘れもしない24:36発に飛び乗る生活だった。
一方、彼もまた夜中の2時まで古本屋で働く夜型の生活。

そのため食事のほとんどは外食をするかコンビニ、お弁当屋さんで購入。
そして日々、そのローテーションである。

夫は18歳から実家を出ていたが、
驚くべきことにお米の研ぎ方・炊き方すら知らなかったし、
本気でキャベツとレタスの区別がついていなかった。
そんな人が「畑をやりたい」と言い出したから愕然とした。

「畑? ムリムリ。あなたにできるわけないでしょう?」
とたしなめたが「いや、いつか絶対畑やる!」と言い張った。

さらに「畑を始めたらよっちゃんも手伝ってよ!」とまで言うので、
「手が汚れるし、腰が痛くなりそうだから嫌」と適当に伝えたところ、
なぜか呆れられる始末。

“キャベツとレタスの区別もつかないくせに何を言っているんだろう”と
内心イラついたことを覚えている。

あれから4年が経ち、
東京から鹿児島市へ移住し、さらに田舎の薩摩川内市へ引っ越した。
ついに先日、念願の畑をゲット!

夫が海辺で出会ったおばあさんに「畑をやりたい」と言ったところ、
近所で貸してくれるところを探してくれたのである。

それから夫は張り切ってクワや長靴や、そのほか諸々の道具を揃えて畑仕事をしている。
私も料理に使いたいハーブの苗をたくさん植えた。

【Beach side garden】夫が畑につけた名前。

実りや収穫を楽しみに暮らす日々は悪くない。