2017年4月28日金曜日

父子の遺伝子

昨夜、夕食時にトマト嫌いの夫に「トマトもちゃんと食べてね」と言うと、一切れ食べて残りを息子(1歳8カ月)のお皿に入れていた。トマトが大好きな息子は大喜び。無邪気に「イェーイ」と言っている。

食事も終盤に近づくと、息子が遊び食べを始めた。その様子を見て夫が「残さず全部食べなよ」と言った。(どの口が言うか!)

すると息子がおかずを手に取り、私に向かって「あーん、あむあむ」と言い始める。「お母さんにくれるの? 自分で食べていいよ」と言うも、息子は「あーん、あーん、あむあむ」と繰り返す。

それがかわいくてかわいくて、私は息子のそばへ行き、おかずをもらう。息子は私の口へおかずを運ぶと「あむあむ」と言いつつ満足げ。

…あれ? おかしいな。お母さんは残飯処理係かな? やり口が夫とそっくりだな。あれ? 全部食べるのはお母さんかな? あれれ~? 

おそるべし父子の遺伝子!


2017年4月22日土曜日

『Metro min.』5月号にて取材、原稿執筆しました!

スターツ出版発行のフリーペーパー『Metro min.』5月号にて、料理研究家・松田美智子先生の「重要“食”文化財」コーナーで鹿児島県出水市のたけのこ製造加工会社・タケマンさんの取材、原稿執筆を担当しました。

実は、都内の編集プロダクションに勤務しているとき、『Metro min.』の競合誌の制作をしていました。今回は編集長からメールで仕事のオファーをいただいたのですが、そのときはうれしさと驚きと、“私が『Metro min.』の記事を書く日が来るなんて”となんだか少し不思議な気持ちに。

それにしても、なぜ私を知っていただけたのかと聞いてみると、太陽ガスの『てげてげ日和』を読んでとのこと。なんだかんだ言っても紙媒体の温度や手触りが好きだけれど、今回はウェブメディアの恩恵を受けたなあ~としみじみします。ありがたや。

地方の、それも本当にはずれにある田舎町でフリーランスのライターとして仕事をする意味ーー。ここで暮らしているからわかること、感じること、体験できることは大いにあります。

7年前の移住当初は、鹿児島で編集やライターで食べていくなんて想像もつかなったけれど、今は多くの人のおかげでそれができています。ありがたいかぎりです。

編プロ時代に会社で連日徹夜をしながら「主婦ときどきライターになりたいわ~」とやさぐれていた私に言ってやります。「よしみよ、数年後にはその夢、完全に叶ってるよ」と。




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(★を@にかえてください)

2017年4月20日木曜日

運動音痴だっていいじゃない?

薩摩川内市内に8カ所ある子育て支援センター。
今日はある子育て支援センターで“体操教室へ行って遊ぶ”という月に一度の会が催され、私は1歳8カ月の息子を連れて出かけた。

体操教室だけあり、普段はなかなかないトランポリンやマットなどで自由に遊ぶことができる。

が、しかし、息子はトランポリンを怖がった。トランポリンへ促しても「こわい、こわい」と言う。

120%運動音痴の私が恐怖心をひた隠しにしつつ、とにかく楽しそうに全力でやってみせたのだが頑に嫌がる。抱っこして跳ねてみるも、がっちりしがみついて離れようとはしない。手をつないで跳ねたらそれはもう恐怖の表情そのもので。

しかたなくトランポリンから離れると、息子は教室の端っこをひたすら歩き、ベージュ色の食パンサイズのウレタンマットを積み上げて「パン! パン!」とうれしそうにしている。

ふと我に返る。ああ、この子は私の子だな、と愛しくなるのだった。

親だからといって何かを息子に強要すべきではない。運動、苦手だっていいじゃない。



2017年4月19日水曜日

私の絶望的な記憶力のなさ

「○○くん(息子の名前)ママですよね?」。

今日、ときどき行く子育て支援センターで、ひとりのお母さんから声をかけられた。

“ん? いつ、どこで会った人だろう? 子どもの名前は? 何を話したっけ? ”

一応、笑顔で「お久しぶりです」と答えたものの、お手上げ状態! 頭をフル回転させ記憶を辿るも、さっぱりわからず。ダメだな私と少しヘコむ。

正直こういったやりとりはよくある。そして、私は決まってその人のことが誰だかわからないのだった。

なぜそのようなことが起こるのか。そもそも私はそんなに派手な格好はしていないはずだが、大抵帽子を被っているし、メガネという特徴がある。さらに、息子の名前が異常に覚えられやすい。おそらくそれらが相手の記憶に残るのだと思う。

それにしても、私の記憶力のなさったらない。一度会った程度ではまったく人の顔と名前を覚えられない。

もうこうなったらこれから出会う人へ先に謝っておくとする。「ごめんなさいね。てへへ」






2017年4月18日火曜日

海辺で過ごす時間

海辺にいると何をしているわけでもないのに、「暇」という感覚から解き放たれる。そのことをある人に伝えると「海はそれだけで完璧だからね」と言った。

海は次々に波打ち、その波の表情はひとつとして同じではない。波音もそう。それから海辺をそよぐ風も。

そこにいると、ときどきどこからともなく人が集まることがある。

「海にいるよ」。「行けたら行く」。町だったら果たされない約束の言葉。

海では約束をしたりしなかったり、それはいろいろなんだけれど海の波動がそれを導くように集う。冬はだいたい17時くらいまで、夏になると日がのびて18時、19時まで、ただなんとなく海辺に佇むことがある。

子どもはただ遊び、大人もただたわいない会話を交わす。楽器を弾いたり、歌ったりする人もいる。

みな、思い思いに時間を過ごす。目的などない。理屈もない。
ただ海辺にいることが心地よいから、そうする。タイムイズマネー、そんな言葉も忘れてしまう。




2017年4月7日金曜日

今週末4月9日(日)「afterglow」開催!

西方のビーチもいいけど、江口浜もね。
ということで、今週末4月9日(日)は江口浜にある、Atelier Mountain High Candle主催のイベント「afterglow」に【B】が出店します!

afterglow」は、東シナ海に沈む夕陽をメインに、音楽家であり、選曲家でもあるCalmさんの音と、鹿児島の個性的な飲食店のごはんを愉しむイベント。

3回目となる今回のテーマは”Let's read a book!”。【undyed】と【B】のふたつの本屋が出店します。

ついついスマホ片手に過ごす時間が多くなりがちな今だからこそ、イベント中に本を選んだり、読書したりして過ごすってなんだか新鮮! 

【B】は「afterglow」をイメージした本をセレクトしてもっていきます。

ぜひ、おいしいごはんでお腹を満たして、夕陽に照らされ音に身を委ねながら、読書をーー。
afterglow」でしか味わいことのできないとっておきの時間を愉しみませんか?





afterglow」の主催・Mountain High Candleは、太陽ガスプレゼンツ・やましたよしみのコラム『てげてげ日和』vol.13にもご登場いただきました。こちらの記事もぜひご覧くださいませ。

鹿児島の風景を美しいキャンドルのあかりで灯す、キャンドル作家Mountain High Candleの山田裕行さん。


やましたへのお仕事の依頼は以下のアドレスまで。
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2017年4月2日日曜日

斯文堂発行『食べ歩き』vol.17発売中!

TJカゴシマ』といえば、鹿児島を代表する地元タウン誌のひとつだ。

鹿児島でフリーランスとして活動を始めてから長くそのライバル誌の仕事をさせていただいていたため、『TJカゴシマ』とはなかなか縁がなかった。

しかしながら縁というの巡るもので、この度『TJカゴシマ』編集部が制作するグルメ情報誌『食べ歩き』vol17の制作に携わる。

鹿児島の飲食店665店舗が掲載されているうちの92軒の記事制作。取りかかった当初は終わりが見えず、久々に千本ノックをしている気持ちになった。

しかし、『TJカゴシマ』という媒体はすごい。
掲載店舗へ電話をすると、みなさん「ああ~TJさんね」とあたたかい。これまでの取材対応がよいものであったことが伺える。

それに、編集部がきちんとデータを蓄積している点も頭が下がる。
膨大な店舗の情報を事細かにデータ化しているのか、編集部内の情報がきちんと整理されているようであった。(実際のところはわからないけれど、少なからず私が仕事をさせていただくうえで、情報の整理がされているかのように感じられた)。

ありがたいことに私もこれまで鹿児島でさまざまなお店や企業に取材をさせていただく機会を得ているものの、その情報はまったく整理されていない。それぞれの仕事がMacのフォルダ内にゴソッと保存されている程度だ。(一応、クライアントごと、媒体ごとにはしてる! けれどそれだけ!)。ほかのフリーランスの編集者やライターがどのようにデータを整理しているか、機会があれば聞いてみたいものである。

ということで話は大きく逸れたが、斯文堂発行グルメ情報誌『食べ歩き』vol17、鹿児島県内の書店・コンビニにて絶賛発売中!