2015年7月27日月曜日

出産予定日を華麗にスルー

里帰り出産のために地元・浜松へ帰省してちょうど2カ月が経過。
さてさて昨日、無事にというか何というか、7月26日の出産予定日を何事もなく華麗にスルーした。

初産は予定日より遅れがちになるとはよく聞く話だが、あまりにそれらしい気配がないのでちょっと心配になってくる。私にできることと言えば、少し多めの散歩と、お腹のなかの彼を説得することだろうか。「準備ができたらいつでも生まれてきてくださいね」って。

…なんて言いながら、もしかすると私が感じている不安が伝わっているのかな、とも思うわけで。正直、完全な覚悟なんてできていなくて、恐怖のかたちは輪郭こそぼやけてきたものの、まだ私のなかにはっきりと存在している。とはいえ、予定日を過ぎた今、そんなことも言っていられない。


今日はスケジュールに組み込まれていた最後の健診日。果たして彼の様子はいかがなものか。はあ〜ドキドキ!




2015年5月21日木曜日

<Photolog>34回目の誕生日の記憶

2015年5月20日、やましたよしみ、おかげさまで34歳になりました。

先週に夫から「サプライズじゃないけど、よしみの誕生日会があるよ」と知らされ、「それって普通の誕生日会じゃん!」というやり取りをしつつも、うんと楽しみにしていた誕生日会。一昨日、開催していただきました。

今回はフォトログ風にお届け!




会場はここ、チアフルマーク海の家・ろくたん食堂。
今回、私の誕生日会を主催してくれたのは、店主のろくたんと最新の友達・なぎさちゃん。




ほかにも、鹿児島市からまきちゃん、阿久根からハマス&しょうこちゃん夫妻、松元さん、川内からは上間くんにみゆきちゃん、あつみくん、そして近所のおじさん・ふかみさんが駆けつけてくれました。(写真はダブルピースではなく、カニ!カニ!カニ!だよ)。




誕生日に誕生日会を開催してもらうなんて、いつぶりだろうか。
本当はとてもうれしいのに主賓の立ち位置は妙に照れくさくて、喜びを素直に表現できなかったなあ。ちなみに、この日はろくたんとなぎさちゃんお手製のカレーに、林光華園のけんたくんが直々に作ってくれた愛の麻婆豆腐、それからケーキは3つもいただきました!
みなさん、本当にどうもありがとう!!




久しぶりに夜更かしをして、みんなと語り明かした誕生日前夜。
翌日はゆっくりと起きて、いつも通り朝散歩へ。天気がよくて気持ちがいい誕生日。




思わず、海開き。そして、妊娠30週に入ったお腹をデデンッ!
太り過ぎてしまって、脚も腕も立派で恐縮…!




最後に、最愛の夫よ、いつもありがとう。

2015年5月16日土曜日

天国と地獄(地獄多め)

数年前、友人から妊娠の報告があった。お祝いの言葉を告げると、彼女は「今はつわりがひどくて、素直に喜べない」と言う。彼女は昔から奔放だったし、いつだって自分に正直だった。だから、そんな言葉もなんだかなあと思うと同時に、彼女らしいとも感じた。しかし今思えば、私はこのとき、つわりがどのようなものなのか、ちっとも理解していなかった。

天国と地獄――。
そんなものはあるのかどうかわからないけれど、私は妊娠初期のつわり時期にそのどちらをも見た。

産婦人科で妊娠を確認すると、うれしくてうれしくて天にも昇る気持ちだった。毎日、まだ1cmにも満たない赤ちゃんに思いを馳せて、意識を集中させて暮らす。食事、睡眠、心のあり方、どれも赤ちゃんのために質の高いものでないと、と心がける。

最初は、少し気持ち悪い程度だったつわり。
これが世に言うつわりか、と気持ち悪さに酔いしれていたのもつかの間、日に日にその吐き気は増し、ほんの数週間の間に何も食べられなくなった。正確には食べたい気持ちはあるのだけれど、食べれば一瞬にして吐き気が襲ってくる状態。

ひとつのサンドイッチを朝からお昼ごろまでかけてちびちび食べるのがやっと。しかし、食べ終わると同時に気持ち悪さもマックスに。嗚呼、なんてこと!

こうして私のつわり時期、天国と地獄(地獄多め)が始まったのである。




2015年5月15日金曜日

「うつくしいなまえ」

妊娠検査薬にうっすら線が見えたとき、自分でも信じられないくらいブワッと涙が出た。何度も手元の検査薬のラインを確認し、その度に新しい涙が次々に溢れて、畳にペタンと座りひとりで声をあげて泣いた。

それから数時間後、仕事帰りの夫を車で迎えに行く。ラインがくっきり出た検査薬をバッグの隅にしのばせて。

駐車場に車を停めて夫を待つ。iPhoneの動画撮影アプリを立ち上げながら、どんな風に告げようかと考えていると夫が早々に車に乗り込んできた。不自然にiPhoneのカメラを向けて検査薬を手渡す。すると明らかに戸惑い、混乱していた。そして瞳に少しの涙を浮かべて、「マジ? うっそ? マジ?」と繰り返す。それは喜びが爆発しないように自分を抑えているかのようだった。あらためて検査薬のラインの意味を確認し、一気に高揚する夫の様子につられて私も再び泣いた。「まあこれからだよ、がんばろう、がんばろう。よかった、よかった。ぼちぼちやっていこう。がんばります。よろしく」と、独り言のような口調で私に話す。見たこともない夫の表情――。私たちのカタチが変わり始めた瞬間だった。

車内にはちょうどbonobosの「うつくしいなまえ」が流れていた。


うつくしいなまえ(作詞:蔡忠浩、作曲: 蔡忠浩)

鼻たれは考えていた
小さなちんこの先っちょで触れてみる美しさ
まだ名前さえないもの
かみさまがそばにいて めらめらや ざぁざぁや びゅうっという
ぼくがみたうつくしさ そのすべてについて

お前はなんだと問うても めらめらざぁざぁびゅうっというばかり
もう一度訊ねてみると 好きに名前をつけろという

そして世界はいっせいに ぼくをとりかこみ言った
「うつくしさ、うつくしさにどうぞ名前を」と

薔薇の枝にある兆し ところでぼくはなにものか
わたしはなんだと問えば、誰かに呼んでもらえという

若者は旅にでた
土を踏み夜を越えて 火や水や風をつれ 染まる森を見た 幾度も
そうしてある美しい 美しいある朝に 美しい長い髪の娘と出会った

一つの灯りを頼りに 捧げあう互いのもちもの
むさぼるように 幾度も幾度も呼び交わすその名前

なんというか、光 あるいは愛の詞か
うつくしい うつくしい うつくしいその名前
黄金の歳月の中 その一瞬の庭に咲く薔薇
今ははっきりとわかる すべては愛だと

なんというか、光 あるいは愛の詞か
美しく 懐かしく 愛おしく時は流れる
黄金の歳月の中 その一瞬の庭に咲く薔薇
そしてまた名前などない場所へと還るだろう
そうなるだろう
そうなるだろう






bonobos - うつくしいなまえ -【official music video】

2015年5月11日月曜日

初めてのつわり体験

ドラマのようにウッと吐き気がこみ上げてきたのは、取材のあとだった。その日は霧島のお店でお茶を10杯ほどいただき、勧められるがままにお茶っ葉にドレッシングをかけたものを食べたため、単純に「お茶を飲み過ぎたなあ。やっぱりお茶っ葉は食べるものじゃないわなあ」などと思ったことを覚えている。ただ、そう思いながらも、もしかして…と期待して、妙にテンションが上がったことも忘れられない。

念のため、ディレクターとカメラマンにお茶を飲み過ぎて気持ち悪くないかと尋ねてみたところ、ふたりとも「いや、とくに」といった回答。うふふ、もしかして、これは…世に言うつわり?と内心うわついたのであった。

ちなみに、取材させていただいたお店のお茶はとてもおいしかった。今度はプライベートで遊びに行きたいと思っている。決してお茶の飲み過ぎと茶葉を食べたことによる吐き気ではなかったこと、あらためて記しておく。

この日のウッというのが私の初めてのつわり体験だ。



2015年4月22日水曜日

陽気な気分でルルラララ♪

自分の身体がひとつの宇宙だと感じる。
これまで体験したことのない幸福感は日増しに膨れ上がり、自らの意志とは無関係かのようにその生命体はムクムクと成長を続ける。

現在、妊娠26週目。
出産予定日まで100日を切った。お腹のなかの彼は夜になるとポコポコと動き出す。私の体調や気分や、眠気など関係ないといった具合に。

彼のリズムは独特だ。それは私のお腹のなかで刻まれるものでありながら、既に母体とは別の生き物であることをはっきりと示す。嗚呼、彼は私という宇宙を漂っているのだな、とまだ見ぬ息子に思いを馳せる瞬間。絶対的な幸せの時間。自分の心が海のように広く、深くなったかと思えば、まだ何も知らない少女のように心細く、頼りなく感じて、その不安や焦りをぬぐい去ることにずいぶんと時間を要することもある。

7月の終わり、私たちは3人家族になる。
今日は天気がいい。きっといいチームになるさ、と陽気な気分でルルラララ♪



photo by Seiichiro Yamashita

2015年3月9日月曜日

まだまだ、というのは、これから、という話

「うみべのちいさなおんがくかい01×junnos」が終わり、この動画がYouTubeにアップされた日、夫はベッドに突っ伏して「俺の詩はまだまだだ」と言うので、私は「これからよ」と答えた。




YouTube ポエトリーリーディング 山下冗談「僕の名前」







2015年2月26日木曜日

雑記<晴れ女宣言!>

私が人様に自慢できることと言えば、
(1)運転免許証の写真に可愛く写ることができる
(2)圧倒的な晴れ女である
という、この2点だ。(自慢がコレだけってのも泣きたいがね)

まず、「容疑者のような顔」「免許証提示したくない」と嘆くみなさんを尻目に、めっちゃ愛らしくポップに免許証の写真におさまってるからね、私。しかもね、毎回だからね。今のもいい感じだけれど、前回のもだったから。これは次に更新するときも、この自慢のために絶対ヘンに写れないっていうプレッシャーを感じるレベルだから! 誰にも言われてないけど。まあいい、免許証の写真の話はまあいい。どうでもいいからね。

そしてふたつ目ね、晴れ女なんです、私。これまで仕事で数々の取材・撮影に出かけているわけだが、たったの一度も雨でリスケになったことはないし、雨降りで困ったこともない。はっきり言って私が取材する日は天気予報すら覆る! 大雨がほんの小雨や曇りに、曇りが晴天にっていう具合よ、ホント。「うっそ~」とか「大げさな…」とか思っちゃったあなた! ぜひ私と取材行きましょう。撮影行きましょう。晴れるからマジで。

それから、先週のある日。
朝から雨が降っていたんですよ。その日、夫は撮影があったわけです。私は暇だったので、ついて行こうかな~となんとなく思っていたんです。けど、私も行きたい!と言うと、夫が「ダメ!」と言うんです。えー、なんでー、どうしてもー?などとぶぅぶぅごねましてね、なんとかついて行くことに成功したんですけど、まあ雨。普通に雨。

車の中では夫とカメラマン・あつみくんが「雨だね」「いや~降ってますね」とジメっとした会話を繰り広げているわけですよ。でも、私、いるよ、私。晴れ女! そんな二人の会話を心の中でフフッと鼻で笑いましてね。「ちょいちょいお兄さんがた、私を誰だと思ってるんだい?」と声をかけたわけですよ。すると夫も思い出したかのように「そうだ、よしみは晴れ女だった! 連れて来てよかった! あつみくん、大丈夫、晴れるよ!」と、ようやく一度断った自分の愚かさを反省し、ハハ~よしみさま~ハハ~と頭を垂れながら私を崇め始めたわけです、はい。

そして、やりました晴れ女! えっへん!
撮影場所についたらパッと雨が止みましたとも、止みましたとも。最初は小雨だったものの、ここぞというスポットでは完全に晴れ。もうね、私の晴れ女説はんぱない。自分でも怖いくらい! 晴れ女としての能力と引換えに大切な何かを失っているんじゃないかと思うくらい完璧っ!

と言っても、この晴れ女力は取材・撮影時限定なのが玉にきずだがな。
その日のサンセットを証拠写真として残しておくよ。ピース!




2015年2月20日金曜日

2月28日(土)「うみべのちいさなおんがくかい01×junnos」開催!

来週末のお楽しみは、薩摩川内市西方町のチアフルマーク海の家ミチヨ・ロクタン食堂で開催されるイベント「うみべのちいさなおんがくかい01×junnos」。

奥さんとお子さんをキャンピングカーに乗せて、47都道府県弾き語りツアーを敢行しているjunnosくんのライブが海辺の小さな町・西方で行われるのだ。

当日はチアフルマークによるジャンベのワークショップや、TRUNK for hairがチャリティーで青空ヘアサロンも実施。そのほか出演者も、泰尊、西聖夜くん、山下冗談と見逃せないライブが続く。詩人・山下冗談も新しい試みにチャレンジするとか、しないとか!?

ぜひ来週末はファミリーや恋人と、友達同士で西方へ遊びに来て。
とびきりのサンセットを眺めながら素敵な時間を過ごしましょう。

うみべのちいさなおんがくかい01×junnos
日時/2月28日(土)ワークショップ14:00~/ライブ18:00~
会場/チアフルマーク海の家ミチヨ・ロクタン食堂
薩摩川内市西方町1210-7
入場無料・投げ銭






2015年2月19日木曜日

新聞記者がやって来た!2

2月某日、朝起きて散歩がてらに夫とふたりでチアフルマーク海の家店ミチヨ・ロクタン食堂へ遊びに行く。

その日、食堂では地元ラジオの取材があるとかで、チアフルのまことさん、ミッチー、ロクタンの3人が揃っていた。ほかにも、カメラマンのあつみくんや、ラッパーの泰尊が登場するなど、小さなお店がとてもにぎやかな雰囲気だった。

ワイワイしているさなか夫が「“松下博士と公園”に行こう」と言うと、みんなが一斉に「行こう、行こう!」と盛り上がり、私はひとりで店番をすることに。14時にはラジオ局の人が取材に訪れるというので、それまで読書をしながら過ごす。
※「松下博士と公園」とは、西方の山にある公園の名称である。

14時を前に、ひとりの男性がやって来た。どうやら南日本新聞の記者さんで夫のことを取材したいのだという。

それからしばらくするとみんながテンション高く帰ってきた。と同時にラジオ局の人もやって来て、店内と店先でふたつの取材が始まる。まことさんはジャンベを叩きながら「ぱいおつ♪ ぱいおつ♪」と唄っているではないか。なんとも珍妙な光景である。ちなみに翌日のFMさつませんだいの番組内で陽気な「ぱいおつ♪ ぱいおつ♪」がはっきりと流れていた。FMさつませんだいはゆるいというかなんというか、懐が深いコミュニティFMだと思う。おお、話がそれた!

2月5日、南日本新聞朝刊にて、ついに夫は詩人・山下冗談として紹介していただいた。ちょうど一年ほど前に掲載していただいたときは東京からの避難移住者としてだったことを考えると、非常に感慨深い。今回取材し、原稿を執筆してくださった梅下さんの記事はそりゃあもう秀逸であった。アッパレ!

さてさて今月、来月と山下冗談としてのライブ出演が予定されている。
ぜひ会場でポエトリーリーディングをお楽しみいただければこれ幸い!
ライブの詳細はまた追って…。




2015年2月7日土曜日

フリーペーパー『under's high』vol.25に寄稿しました!

鹿児島県内各地で配布されているフリーペーパー『under's high』vol.25に寄稿いたしました。

編集長のチャビンさんから「ブログのような感じで、仕事や暮らしのことを」というオーダーをいただきましたので、ラフな感じで勝手気ままに書いております。

見かけましたら、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。

設置店リスト(under's high FBページより)
●Bar MOJO
●TIMELESS
●WORD UP
●gomi konton store
●Spica
●レトロフト
●珈琲と洋酒「水」
●bar thirteen 
●つばめ文庫
●Mill
●walk inn studio
●crack floor
●六花窯
●コーナーポケット 
●スピードキング 
●レシフェ 
●cafe凡
●mizunara
●カドリーユ
●hexe room
●nose glass
●D&D(マルヤガーデンズ)
●ガーデンズシネマ(マルヤガーデンズ)
●D-eye(マルヤガーデンズ)
●堀切整骨院
●Kitchen & Space KU 
●tsubame 
●キャパルボ
●コムオシェル
●パラゴン
●明日の地図
●hair&make スライム
●サンダーワークス
●pars miki天文館店


2015年1月17日土曜日

新年のごあいさつ

2015年になり、はやくも半月以上が過ぎてしまった。

スーパー遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




やましたよしみ