小学2年の男子は不思議だ。
ゲームをしているときは「おりゃあー」とか「くらえっ!」などと、聞き捨てならない乱暴な言葉を連発する。かと思いきや、寝るときは「ぼくの一番のおともだち☆」というアンパンマンに登場する犬・チーズのぬいぐるみをそばに置くのだ。どうやら赤ちゃんのときから大事にしているぬいぐるみで、「チーズちゃん♪」と呼び、密かに大切にしているらしい。
はたまた、長くなった髪を切りに美容室へ行こうと誘うと、「おれ、ゲゲゲの鬼太郎みたいな髪型にしたいから切らない」と言い張る。しかし、ママに半ば無理矢理、美容室へ連れて行かれてイマドキの男子らしくツーブロックにカットしてもらうと、「おれ、かっこいい!」と自画自賛しながら鏡を凝視し、頼んでもいないのにポーズをキメる。もちろん顔はキメ顔!
ほかにも、大人には理解しがたい言動がたくさん!
一緒にいると本当に飽きないし、時間もあっという間に過ぎて行く。ありふれた感想だが、世の中のお母さんって本当にすごいな、と思わずにはいられなかった。
甥っ子の2週間の冒険が終わり、今、私も浜松の実家にいる。「おれ、もっと鹿児島にいたい。行くのは好きだけど、帰るのは嫌い」と半べその甥っ子を連れて飛行機に乗るのは、少々辛いものがあった。
実家で帰りを待っていた私の両親(甥っ子にとってのじいじ&ばあば)は、彼のことを「大きくなった」「たくましくなった」と言ったが、実際に冒険出発前に撮影した動画を見ると、本当に今と顔つきも体つきも違うから驚く。
こんな風に甥っ子がちょっぴり強くたくましく成長できたのも、彼に声をかけてくれ、一緒に遊んでくれ、時間をともにしてくれた鹿児島の人々のおかげである。とくに、Cheerfulmark海の家・ミチヨ食堂のミッチー一家には、いくら感謝してもしきれないほどだ。そして、毎朝仕事の前に全力で海遊びをしてくれた夫にも感謝の気持ちを伝えたい。
甥っ子よ、来年の夏も鹿児島へ冒険においで。
せいいちろうくんもよっちゃんも、もっと面白いおじさんとおばさんになって待ってるよ!
薩摩川内市西方海水浴場
営業時間/午前中〜日が沈むころ
定休日/不定休