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2017年8月24日木曜日

2歳の息子が知っていること

この8月、めでたく2歳になった息子。イェーイ、おめでとう!

ええ、ええ、かわいいんです。とても。親バカ? そうです。そうですとも。

チャンスがあれば(息子がその気になったら)、いつだって抱きしめてほおずりして、ギューギュー、ギューギュー、ハグします。少し前までは外国の絵本の影響で、息子はハグのことを「BOBO」と言っていた。それもキュート極まりなかった!

毎日ギューギュー、ギューギュー、ハグしていると、先日ハグしている最中に、ふと息子が言うんです。

「おともだちは、やめてっていう。おともだちは、いやだっていう」。

はぁーん、切ない。切なすぎる。

息子の言葉の意味を説明すると、子育て支援センターなどでよく会う(もしくは時々会う)お友達にハグしようとすると、だいたいのお友達は突然のことにびっくりして嫌がって逃げようとするか、泣いてしまうか、なのです。少し大きなお友達になると「やめて」「いや」などと言いつつ拒否、とか。

まあ、仕方のないことです。
子どもだって気分ってものがあるし。人見知り真っ盛りの子もいるし。

なので、私は息子にいう。
「お友達にギューしていい? って聞いてみたら? あとは、先生にギューしたらいいんじゃない? 先生はギューされたらきっと喜ぶと思うよ」。

ということで近頃、息子は私の助言をガッツリ聞き入れ、毎回子育て支援センターに行くといろいろなお友達に「ギューしていい?」ときいてまわっている。お友達の顔を覗き込むようにしてきいている姿がなんとも愛しい。

けれども、ほとんどのお友達は息子の気持ちを受け入れてはくれないのだけれどね。たまーに、“いいよ!”っていう具合いに手を広げてくれる子もいるのだけど、そんなときにかぎっておしくらまんじゅう状態になって二人とも転んで、お友達が泣いちゃって息子は唖然、とか、まあまあ、なんともうまくいかないものです。へへっ。


それにしても、ハグの心地よさとか、ピースな感じとか、たった2年の人生でそういうのを知っている息子はいい感じだなって思う。親バカ? そうです。そうですとも。




写真は、同じく2歳でそういうのを知っているあーちゃんと、ハグする息子。

2017年6月28日水曜日

ずっと保留にしていた文章「Tabi no tochu ~第什一夜~」レポート

泰尊から「よしみさんのレポートも読んでみたい」と言われ、もちろん書いた。

けれど、いろいろな人のレポートなどを読むにつれて、あれこれ考えすぎてしまった。そして、アップするタイミングを完全に逃し続け、もういつ投稿したらいいのかよくわからなくなった。それでもmacを開くたびに、この文章が書かれたファイルが目に留まる。気になる。(以下、エンドレス)。しかしながら、それも終わり。

なぜか今日アップする。やましたよしみの「Tabi no tochu ~第什一夜~」レポート。どうぞご覧あれ。

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去る3月20日(月・祝)に【B】にて開催された、泰尊が主催のイベント「Tabi no tochu ~第什一夜~」。

その日の夜、自宅に帰って片付けを終えた夫と話していると、自然と涙が流れた。張りつめていた緊張の糸が切れ、イベントを振り返り、喜びと感謝の気持ちとで感無量。翌日にFacebookを開くも、まともに文章を書くことすらできなかった。けれど、私には【B】の人間として、ライターとして、この日のことを記しておく必要ある。やましたよしみの「Tabi no tochu ~第什一夜~」の忘備録。ぜひお付き合いいただきたい。


人口400人ほどの限界集落にある薩摩川内市西方町の【B】。
あいにくの雨模様にもかかわらず、あの日【B】には出演者や出店者を含め100名以上もの人が集った。生後まもない赤ちゃんから年配の方々まで、知った顔も知らない顔も、近くからも県外からも、本当にさまざまな人たちが足を運んでくれた。

音と、人と、空間とが、交錯した「Tabi no tochu ~第什一夜~」。

さまざまなジャンルの音楽がそれぞれに人を魅了する。築数十年、古い建物である【B】が音に揺れるようだった。ライブ中も人々は思い思いに過ごす。音に浸る人、子どもと戯れる人、食事を味わう人、お酒を浴びる人、談話する人ーー、誰もが空間に溶け、ただ今を生きる。排他や争いとは無縁、愉しむことが当たり前の時間であり、空間。

私は人生初のドリンク係「よしみ100%」の位置から、その風景を見つめていた。(ちなみに、いつの間にか決っていた店名「よしみ100%」については、と泰尊と夫・山下冗談にあらためて物申したいがここでは明言せず、とする)

あの日、目に焼きついた場面がいくつかある。
夫が歌う姿を柱に背をもたれ、両手であたたかいほうじ茶の入ったカップを包みながら聞き入る妻の後ろ姿。子育てに奮闘するお母さんが弾け飛ぶように歌う姿。緊張を吹き飛ばすかのようにラップをする若手と、そのあと声をかけたときの尖った笑顔。故郷で歌えることの喜びを繰り返し伝えてくれた、あたたかなシーン。美しい音を奏でたあと、酔いつぶれて座る人の色柄のコントラスト。農家の人が農家の人のつくったものを買う、言葉の不要な距離。お母さんの腕の中でおっぱいに吸い付く赤ちゃんのフォルム。淡々と粛々と、仕事をする蒼い炎のような無駄のない動き。大きくなったお腹を抱えて仕事と遊びの間を自然と行き来する、愛すべき妊婦の佇まい。床に絵を描き、甥に「カッパ」と呼ばれて微笑むカッパのカッパっぷり。来られなかった妻のためにシルバーを叩く男の広くやさしい背中。キャンドルのあたたかくも切ない、美しい灯火。踊る子ども、遊ぶ子ども、泣く子ども、眠る子ども、すべての子どもたちの光ーー。

情熱で人は動く、と教えてくれた泰尊。

大切なそれぞれの人生の幾ばくかの時間を【B】で過ごしてくれた人たちへ、あらためて感謝の気持ちを伝えたい。ありがとう。

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Photo by 福留敦巳

2017年5月9日火曜日

帰る場所

今日は鹿児島市内でとある飲食店の2代目社長さんと打ち合わせ。そのなかで目から鱗の言葉があった。その方はご自身の仕事に誇りをもっておられたし、とても楽しんでいらっしゃる。しかし、「子どもには継がせたくない」と。そして、「子どもに継がせられる仕事を10年かけてつくる」と。

はーん、私は子どもが将来就く仕事のことなど考えてもいなかった。無論、息子(1歳9カ月)がいつか自分の好きなこと、得意なことを見つけてほしいと、親なら誰しもが思うようなことは考えていたが、彼の仕事のこと、ましてや「私がそれをつくる」などとはチラリとも思ったことがなかった。

フリーランスの編集者・ライターという仕事。10年先がどうなっているのか。考えるのがちょっと怖い、という思いもある。AIがラフを切って、取材なんかしなくても良い原稿を書く、そんな時代…? いやいや…、でもどうだろう。

ある売れっ子のフリーライターの先輩は、かつて私に「書く仕事はなくならない」と言った。私が鹿児島へ移住したときも、「大丈夫」と。そして彼女も東京から離れ、地方都市で暮らしているが、そりゃあもうバンバンお仕事されている。活躍の幅、そんなものは狭めていない。

私が息子のための仕事をつくることは、この先もちょっと考えにくい。とはいえ、私は母ちゃん。息子にめいっぱいの愛情を注ぎ、おいしいごはんをつくって、自由な遊びの場を与えて、安心して眠れる家をととのえる。そして、がんばって働く姿だってちゃんと見せるよ。だいそれたことはできないけれど、できることからひとつずつ。

今日はいい打ち合わせができた。帰る場所があることに、感謝したい。



2017年4月18日火曜日

海辺で過ごす時間

海辺にいると何をしているわけでもないのに、「暇」という感覚から解き放たれる。そのことをある人に伝えると「海はそれだけで完璧だからね」と言った。

海は次々に波打ち、その波の表情はひとつとして同じではない。波音もそう。それから海辺をそよぐ風も。

そこにいると、ときどきどこからともなく人が集まることがある。

「海にいるよ」。「行けたら行く」。町だったら果たされない約束の言葉。

海では約束をしたりしなかったり、それはいろいろなんだけれど海の波動がそれを導くように集う。冬はだいたい17時くらいまで、夏になると日がのびて18時、19時まで、ただなんとなく海辺に佇むことがある。

子どもはただ遊び、大人もただたわいない会話を交わす。楽器を弾いたり、歌ったりする人もいる。

みな、思い思いに時間を過ごす。目的などない。理屈もない。
ただ海辺にいることが心地よいから、そうする。タイムイズマネー、そんな言葉も忘れてしまう。




2017年3月2日木曜日

【Nishikata Beach Yoga & Brunch】について現状報告

西方町の住人として私ができる町おこしでもある【Nishikata Beach Yoga & Brunch】
3月に再開予定でしたが、状況が変わってしまいました。

これまでヨガを教えてくださったKozue先生が、この春、鹿児島を離れることに。
とてもさみしく、残念なおもいもあるのですが、Kozue先生にとっては次のステージへのすばらしき第一歩であります。ですので、気持ちよく「ありがとう。また元気で会いましょう!」と見送りたいと思っています。

(Kozue先生×はまtacosしょうこちゃん×私の3人組は、なかなかいい感じのバランスでとても心地よかったのだけど、30代の女性の人生は愛するパートナーとともにある、と実感します。だから、お互いがんばろうね、と言いたい)

つきましては、現在、西方のビーチでヨガを教えてくださる先生をさがしています。
せっかく教えていただくのでしたら、良い先生にお願いできればと思っておりますので、再開を心待ちにしてくださった方には申し訳ないのですが、もう少々お時間をちょうだいできればと存じます。

春はもうすぐそこまで来ています。
この気持ちいい季節を逃さぬよう、良い先生が見つかるよう願っていただければ幸いです。
なにか進展がありましたら、Facebookページにてご連絡いたします。

【Nishikata Beach Yoga & Brunch】
主催 やましたよしみ



2017年3月1日水曜日

「楽しい温泉の入り方」無事に終了しました!

大人になって勉強することが楽しくなった。
知ることは楽しい、美しい。
自分のために時間を使って新しい知識や見識を受け止めて、考えて、とらえていくってとてもぜいたくなことだなあ、なんて。

2月26日(日曜、風呂の日!)、西方の【B】で開催されたイベント「楽しい温泉の入り方」、無事に終了しました。

最初は講義のように始まった田中さんのトーク。
最後まで飽きさせぬまま終了予定時刻を大幅に過ぎて、大満足のたっぷり2時間。

これからは温泉へ入るときに、脱衣所や浴槽や、あれこれを見渡して、もっと楽しみながら入浴できる。暮らしのなかで、ささやかな幸せを感じて、小さな発見を集めて、ちょっとした学びを重ねて。そうして人生は豊かになっていく。

帰りには田中さんから竹屋旅館の入浴チケットとともに、タオルやせっけんのお土産もいただきました。
ご参加くださったみなさま、スピーカーの田中さん、あらためましてありがとうございました。

【B】では今後も、ほんの少しのキラメキやヒラメキをあなたにお届けします!



【B】
薩摩川内市西方町2447
営業時間/15:00~18:00くらい
さみだれオープンなので、ご来店の際は事前にご連絡いただけると確実です!



2017年2月22日水曜日

2月26日(日)開催! 「楽しい温泉の入り方」

2月、仕事が立て込んでいる。よーく整理してみるとそうでもないような気がしなくもないが、なんとなくテンパっている。

そんなさなかではなるが、2月26日(日)に【B】で初のイベントを開催!

その名も「楽しい温泉の入り方」。
夫がひいきにしている高城温泉の竹屋旅館の田中さんが、会うたびにおもしろい温泉の話を聞かせてくれるという。そして、自分だけでおもしろがっているのではもったいない! ぜひ【B】に来て話してよ、とお願いしたところ二つ返事で了承していただけたのだった。

当日は竹屋旅館3代目の湯守・田中さんが、知っていそうで知らない温泉の話をあれこれしてくれる。湯守という職業の話から、源泉の話、温泉の装飾の話など、内容は盛りだくさんだ。

参加費は1000円、竹屋旅館の入浴券付き! ということで、帰りはぜひ温泉につかってね。いつもの入浴がもっと楽しくなるはず。

参加を希望される方はFacebookページで参加ボタンを押していただくか、私のメールアドレスまでご連絡いただくか、当日【B】に直接いらしていただくのでもOK!

それでは、みなさまの参加をお待ちしております。

「楽しい温泉の入り方」
日時/2017年2月26日(日)←風呂の日!17:00~18:00
場所/【B】薩摩川内市西方町2447
参加費/1000円(竹屋旅館の入浴券付き)

Facebookページはこちら
https://www.facebook.com/events/701650483330810/

やましたよしみアドレス
yoshimi_20051981★yahoo.co.jp
(★を@にかえてください)


2017年2月5日日曜日

生きている実感がビシバシくる!

息子が1歳半になった。
これまで赤ちゃんだとばかり思っていたが、言動に幼児を感じることが多くなった。

最近は、息子の言動で家庭にあらたな笑いが生まれる。それはただ愛らしくて笑みがこぼれるのではなく、本当に可笑しくて笑ってしまうのだった。

この瞬間、「ああ、なんて幸せなんだ!」と思う。生きている実感がビシバシくる。

ありがとう、息子よ。母は幸せだ。


2017年1月16日月曜日

【B】について

東京時代、鹿児島市内時代と古本屋で働いたり、運営していたりした夫。

ここ薩摩川内市に暮らし始めてからも古本屋を「やるやる」言っていたものの数年が経過した。私としてはやり始めるまで信用ならんな、と思いながら彼の自主性なるものを尊重し、放っておいた。ところが、それをみかねた西方町の近隣住民から多大なるバックアップを受け、昨年末にイベント〈NISHIKATA TATATA〉の開催と同時になんとか無事にオープンした本屋【B】。

塩とタバコを扱っていたという古い店舗兼住居の一部をセルフリノベーションし、土足で上がれる小上がりに夫がセレクトした古本が並んでいる。本の在庫はわが家の8畳間をまるっと潰すほどにあるのだが、なぜか【B】に1日10冊ずつしか追加しない夫のマイペースっぷりは気になるものの、まあ少しずつ本も増えている。

たいした告知もしていないにもかかわらず、【B】を開ければ誰かしら顔を出してくれ、休日には遠方からも足を運んでくださる方もいて。本当にうれしいかぎりである。どうもありがとう。

今後はこの場所で古本以外にも気の利いた雑貨なども取り扱っていきたい。また、あれこれとイベントも計画中だ。(2月には温泉ファンのためのイベント「YOU&I  ~楽しい湯船の浸かり方(仮)~」も開催予定)。

まだまだ何もかも未知数のお店だが、これからどんどん愉快になっていくはず。西方町の、薩摩川内市の、北薩エリアの、鹿児島県の、みなさんの日常にほんの少しのキラメキをお届けしたい、そんな気持ちで【B】を運営していく所存!(夫だけでなく、私もね。がんばる)。

以上、【B】についてでしたっ!


B
鹿児島県薩摩川内市西方町2477
営業時間/15:00~今のところ18:00くらい
定休日/不定休
Instagram/@honya.b
*営業時間、定休日はかなり変則的ですので、ご来店の際はインスタグラムをご確認くださいませ。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。







2016年10月29日土曜日

11月3日(木・祝)「Nishikata Beach Yoga & Brunch」開催&参加者募集中!

最終目標は西方町においしいパン屋さんがオープンすること! と宣言した私の小さな町おこし活動の第一歩でもある「Nishikata Beach Yoga & Brunch」。次回は11月3日(木・祝)朝9時より開催いたします!

それにともない現在、絶賛参加者募集中!
この時期の西方のビーチはポカポカと日差しが心地よく、風はほんの少し涼しくて、とにかく過ごしやすい陽気です。もちろん、当日の天気予報は晴れ!(ヤッター!)

詳細はFacebookページにてアップしておりますので、「Nishikata Beach Yoga & Brunch」をチェックしてください。

それでは、みなさまのご参加をお待ちしています!




2016年10月10日月曜日

私の小さな町おこし活動

春からポツポツと開催しているNishikata Beach Yoga & Brunch。
本日は最高の天気にも恵まれ、無事に終了しました。ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!

今回はいつもよりも波打ちぎわ近くでヨガを行い、波音をより大きく感じていただけたことと思います。Kozue先生曰く「今日はうつ伏せのポーズが気持ちいい!」ということで、うつ伏せになるポーズが多めのヨガでした。

また、季節のお野菜をたっぷりいただけるはまtacos特製のクレープも、参加者全員でおいしくいただきました。毎回初対面の同士の食事なのですが、一緒にヨガを行ったという連帯感からか、妙に和気あいあいとなごやかに過ごすことができるのがうれしいです。

定員6名の小さなイベントですが、開催地の西方町、薩摩川内市内からはもちろん、遠くは鹿児島市内からも足を運んでいただきました。とてもありがたく思います。

大げさな表現になりますが、このイベントは薩摩川内市西方町で暮らす私の小さな小さな町おこしでもあります。ここ数年、西方町にもお店ができ、音楽イベントなどが日常的に開催されて少しずつ活気を取り戻しつつありますが、それでもまだまだ。

私の目標はおいしいパン屋さんが西方町にオープンすることなのです。(自分がやれば?はナシで。笑)。ですので、西方町が魅力的な町になり、素敵なパン職人の方が「移住したい! ここでパン屋をやりたい!」と思い、実際に営業してくれることを目指して、日々、自分ができることを楽しみながらやっていきたいなあと考えています。

Nishikata Beach Yoga & Brunchはその第一歩。着実に歩みを進めています。





2016年10月9日日曜日

あなたはいつ空を見上げた?

日増しに秋風が心地よく感じられる西方海岸ーー。
東シナ海に沈み行く夕陽は、日々、刻々と表情を移ろわせ、その美しさには心が洗われる想いがする。

私が空を眺めるようになったのは、8年ほど前。夫と出会ったころからだ。

あのころ見つめていた歪な四角い空。今はぐんぐんとどこまでも広がっている。空の青も、雲のかたちも、七色の夕焼けも、無数の星も、天の川だってよく見える空。

あなたはいつ空を見上げた?



2016年9月24日土曜日

「食べ終わりたくない」

夫は私が作る料理をおいしいと言って食べてくれる。ほとんどの場合、文句を言われることもない。

先日、晩ごはんに豚肉の生姜焼きを作った。夫はそれを「うまっ! 食べ終わりたくない! うまっ! おかわりしていい? うまっ」と言ってペロリと食べる。“食べ終わりたくない”は、“いつまでも食べていたいほどおいしい”という意味らしく、彼にとって最上級の褒め言葉なのだ。

けれど、私は知っている。夫は濃いめの味付けの肉料理の日はだいたいこう言うのだと。だから「そう? よかったー」と適当に言いつつも、内心“この子ども舌め!”と思っている。そんなことを考えているとなんだか料理の作り甲斐がないな、とだんだんとテンションが下がってきてゲンナリ…。

しかしながら、ただゲンナリするもの嫌なのでその気持ちをツイッターに書き綴って夫に言うのだった。「ツイッターに悪口書いたよ。うふふっ」と。すると夫も「えー、俺なんかしたっけー?」と言いながら一応ツイッターを見る。そして「俺、別に子ども舌じゃないし、本当においしかったし」と、私が子どもの寝かしつけをしている2階の部屋までわざわざ言いにくるのだ。

子ども舌じゃない! と言う辺りが子どもっぽくもあるのだけれど、心のどこかで“まあ料理にあれこれ文句をつけてくる夫よりはマシか”と思っている。ちなみに夫が“食べ終わりたくない”を連発した日は大抵食べ過ぎてお腹を壊すのだった。それに関しては心底勘弁してもらいたい。




2016年9月17日土曜日

母親という生きもの

昨年の夏に息子を出産してから私の日常は一変した。望んで望んで授かったわが子。かわいいに決まっている。が、しかし、正直、覚悟していた以上に生まれてからの数カ月は大変だった。

産後、感動とドキドキとワクワクと、カラダのあちこちの痛みとでぐわんぐわんしている最中、初めて息子がう○ちをしたときのこと。(お食事中の方がご覧になっていたらごめんなさいね)。岩のりみたいな黒い物体がおしりにこびりついていた。ぎこちない手つきでおしりふきシートを使って拭くのだが、拭けども拭けども汚れが取れない。思わず隣りで見てくれていた助産師さんに聞く。「これってどの程度拭くんですかね?」。するとこれ以上ないくらいにキッパリ、ハッキリと「全部です!」と助産師さん。

今となっては情けない話だと思うが、そのやり取りで“わが子のことはすべて私がやる”のだと気づかされたのだった。おっぱいも、おむつ替えも、着替えも、あやすことも、全部。文字通り、全部。

私の夫は俗にいうイクメンである。(イクメンという言葉は気に障るけれども)。1歳を過ぎた息子に対し、今では授乳以外のすべての面倒をみる。ほかのお母さんたちの話を聞いている感じだと、多くのお父さんたちの2倍、いやいや5倍、もしかすると10倍くらいは育児にかかわっているかもしれない。

健診の日はお休みをとって同行し、病院へ行くものだいたい一緒に来てくれる。日常でも朝の出勤前までは夫が息子の世話をし、夕方以降、私が家事をしている間はずっと息子の相手をしてくれる。さらに私が取材で家を空ける日は、一日中子どもの面倒をみることも。

そして、方々で言われるのだ。「いいパパね」「なかなか病院まで一緒に来てくれるパパはいないよ。感謝しないとね」「素敵な旦那さんつかまえたわね」などなど。とにかく育児に参加することで、夫はほめられまくっている。

はて? お母さんは子どものお世話を全部するのが当たり前で、お父さんがするとほめられる。なにそれ? である。念のため書いておくが、私も夫もほめられたくて育児をしているわけではない。私たちは息子がかわいくて仕方ないし、初めての子育てをとても楽しんでいる。ただ、それでもときどき大変に思うことはあるのだけれど。にしても不公平じゃないか。お父さんだけほめられるなんてさ。

先月、保育園主催の子育て支援センターのお誕生日会に参加した。8月生まれの息子はまだわけがわかっていなかったが、みなさんに「おめでとう!」と祝っていただいた。そして主任の先生がみなさんの前で私にこう言ったのである。「いつも子育てを頑張ってらっしゃると思います。お子さん、とてもいい子に育ってますね。子育ては大変だと思いますが、これからも頑張ってくださいね」と。そんなつもりはなかったのだが、ふいにかけられた言葉にウルウルしてしまった。

自ら望んで生んだ子ども。頑張って育てるのは当たり前だけれど、それでも労われることで救われた。仕事だったら「お疲れ様です」「ありがとうございました」とか、「いい記事でした」とかなんとか、なにかと言葉をかけていただける機会はあるのだが、子育てはそれがほとんどない。無論、夫は私を労ってくれるのだけれど、そうじゃなくて第三者からの声かけというのがポイントかもしれない。

近くに子育てを頑張っているお母さんがいたら、子どもにだけではなくてお母さんにも声をかけてほしい。きっと、そのひと言でお母さんはもっともっと頑張れる。
母親とはそういう生きものだと思う。



2016年9月16日金曜日

忘れていた無になる時間

東京で暮らしていたころ、仕事が忙しくて「無」になる時間がなかった。たくさんの人や情報のなかで慌ただしく暮らし、それでも足りない何かを埋めるかのように毎日予定を入れる。スケジュール帳が文字でいっぱいになると安心した。思い返せば20代はずっとそんな感じだった。

あるとき、アクセサリーづくりにハマった。仕事をしていてもはやく家に帰ってアクセサリーをつくりたくてたまらなかった。会社帰りにはパーツ屋さんに寄って、お店の人にあれこれ質問しつつ、つくりたいモノのイメージを膨らませては足取り軽く帰宅し、夜な夜なアクセサリー制作に勤しむ日々。私が初めて経験した「無」の時間ーー。没頭するとはこのことか、とその感覚をも楽しんだ。

鹿児島へ移住してからもしばらく続けていたアクセサリー制作だったが、世の中のハンドメイドブームとともやめた。パーツを組み合わせるだけの制作がだんだんとつまらなくなったから。そして売るためには同じ物をいくつもつくらなければならない、というのもなんだかね。とかなんとか書いてみたが、とどのつまり飽きたのだ。

今日、薩摩川内市西方町のとりこ家さんのさとちゃんから「真鍮バングルのワークショップがあるよ」と声をかけていただいた。少し前から気になっていた真鍮のアクセサリー。あれこれ考えず行ってみることにした。ワークショップでは、すでに細くカットされた真鍮を金づちで叩き、デコボコとした模様をつける。内側には好きな文字を刻印。そして手首に合わせてカーブさせて完成! というとものの10分、15分ほどでできそうだが、実際には先生に手直ししてもらいつつ2時間以上も作業をした。

ハッとした! 真鍮を金づちで叩いているとき、私は「無」になっていた。真鍮が薄くなりすぎないように、でもデコボコがしっかりつくように意識を集中させて叩く。金づちが真鍮に触れるたびに鳴り響く“トントントン”という音も心地よかった。曲がってしまった真鍮を金づちで叩いてまっすぐに整える。刻印する文字を考えて、一文字ずつ打ち込む。力加減、文字のバランス、言葉への想いーー。いろいろなことを考えているようで、それでいて考えていなくて、ただただ手を動かす。

「無」になる時間。あーこれこれ。この感じ気持ちいい。


2016年9月9日金曜日

一日の終わりに、息子にかける言葉。

ここ数カ月、とにかくハイハイで動き回りたい息子(1歳1カ月)を連れて子育て支援センターに通っている。もう家のなかだけでは体力を持て余して仕方ないといった様子を見かねて、あれこれ調べては保育園や公民館へ足しげく通っているのだ。

最初はお母さん同士のお付き合いに尻込みしてしまい、息子がねんねすると読書をしたり、iPhoneで調べものをしたりしていたのだが、最近ではほかのお母さんたちとも自然に話せるようになった。子どもが同じ歳だと妙に親近感が湧く。少し子どもが大きいお母さんには離乳食のことを教えてもらったり、卒乳・断乳のエピソードを聞かせてもらったり、子どもという共通の話題で話は尽きない。

なんだ、ママ友って怖くないんだ!と実感している。この町ではわりと若いうちに結婚・出産している人も多いので、私は高齢ママの部類に入るだろうし、話が合わないのではと無意識的に壁をつくっていたのだろう。それも今となってはバカバカしく思う。

愛する子どもを一生懸命育てるお母さんに年齢は関係ない。だから10歳年下のお母さんとも、10歳年上のお母さんともただただ楽しく話している。これって仕事の世界ではなかなかないので、近頃はそれを面白いとすら感じている。息子が導いてくれた新しい出会い。新しい世界ーー。いいぞ、私。お母さんを楽しんでるぞ!なんて。

未だ続く夜間授乳に“朝までぐっすり寝た~い!”と弱音を吐くこともあるのだけれど、それでも息子との日々は毎日がコメディでドラマチック。ワンシーン、ワンシーンが忘れたくないことの連続である。

「今日も楽しかったね。また明日も楽しいことあるかな?」。
これが一日の終わりに、息子にかける言葉。



2016年6月9日木曜日

来週開催【Nishikata Beach Yoga & Brunch】vol.03

今年4月から月に一度、薩摩川内市西方海水浴場にて開催している【Nishikata Beach Yoga & Brunch】。来週6月16日(木)に第3回が行われます。

6月に入り、梅雨の晴れ間のビーチは朝から日差しが強く、かなり暑い日も。そこで、参加者の体調面を考慮し、朝7時からのスタートになります。ブランチ、というかもはや完全なる朝食のような気もしていますが、そこはお気になさらず…。

平日の朝7時、誰が来るんだ!? という心配もゼロではありませんが、ビーチヨガが一番気持ちよくできる時間に開催したいのです。(平日開催なのは完全にこちらの都合ですね。スミマセン)

ぜひご興味のある方の参加をお待ちしております。

以下、詳細です。ご確認くださいませ。

***
Nishikata Beach Yoga & Brunch】vol.03
開催日時/6月16日(木)7時~10時くらい<ヨガ60分間・終了後にブランチ>
集合場所/NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」薩摩川内市西方町1210-7
参加費/2000円(ブランチ・ドリンク代含む)
参加人数/定員6名
雨天の場合は西方町公民館にて開催予定

▽当日の持ちもの
・動きやすい服装
・必要であれば飲み物、タオル、ブランケットや羽織り物
・必要であれば日焼け止めクリームなど。
・ヨガマットをお持ちの方はご持参くださいませ。
(ヨガマットをお持ちでない方は、当日の無料レンタルも可能です)

▽確認事項
・当日、朝食を召し上がる場合は2時間前までに済ませておいてください。
・6時半から「NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」を開けておりますので、こちらで受付を済ませてください。
・着替えをされる方は7時までに「NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」の座敷スペースをご利用ください。
・男性の参加も歓迎いたします。
・お子さま連れの参加も可能です。屋外で約60分間、ヨガを行うことを考慮されたうえ、保護者の責任のもとお子さまのケアをお願いいたします。
・お子さま用のお食事(300円)もご用意が可能です。アレルギー対応が必要な場合は、できるかぎり対応いたしますので、事前にお申し出ください。(アレルギー対応でない場合は、当日でもご用意できます)

▽問い合わせ先
やましたよしみ
e-mail yoshimi_20051981yahoo.co.jp

(★を@にかえてください)



2016年5月3日火曜日

第1回「NISHIKATA BEACH YOGA & BRUNCH」終了のご報告

先日Nishikata Beach Yoga & Brunch】が無事に終了しました。
当日は天候にも恵まれ、とても気持ちのよい時間を過ごすことができました。

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

ヨガをスタートした直後は春風が涼しく感じましたが、進めるにつれて次第にそれも心地よいものに。ポーズをとりながら呼吸に意識を向けていると、普段は耳にすることがない風が砂をなでる砂粒の音さえもはっきりと聴こえ、感覚が研ぎすまされているような気がします。室内であれば天井に目線を向けるようなポーズでも、ふとの見上げるとそこには雲ひとつない青空が広がり、それはとても爽快でした。

また、ヨガのあとのブランチも初対面の方がいらっしゃいましたが、和気あいあいとした雰囲気で楽しく過ごすことができました。はまtacosが用意してくれたお野菜のクレープに、たけのこと豆乳のポタージュなどは、彩りも美しくどれも絶品。お腹にもたれることなく、おいしくいただきました。

次回は《5月19日(木)》の開催を予定しています。

詳細はあらたにFacebookのイベントページを立ち上げつつ、こちらのブログでもお知らせをいたします。







2016年4月25日月曜日

4月29日(金・祝)「NISHIKATA BEACH YOGA & BRUNCH」開催のお知らせ


東京で暮らしていた20代のころ、月に一度だけ通っていたヨガ。
運動音痴でカラダが猛烈に硬い私だが、ヨガのポーズでカラダの隅々や呼吸に意識を向けたり、そのあとの心地よい疲れや仲間と帰りに食べるインドカレーが好きだったりして、飽き性ながらも長らく続けてきた。
けれども、鹿児島に越してからはヨガがしたいという気持ちはありながらも、なぜか教室には通う気にはなれなくて、ずっとモヤッとしたものを抱えていた。
そして、2年半前に鹿児島市内から薩摩川内市の海辺の小さな町・西方町に越してからは、「いつかこのビーチでヨガがしたい!」という思いを持ち続けている。この浜辺で青空のもと、めいっぱいヨガをしたらきっと気持ちがいいだろうなと…。
今週、それがようやく叶いそうだ。

NISHIKATA BEACH YOGA & BRANCH】。
安直なイベント名でいささか恐縮だが、その名の通りビーチヨガで心身をリフレッシュし、ヘルシーなブランチでお腹も満たすヨガイベントの開催が決定した。
ヨガ講師は、鹿児島市内のヨガスタジオでクラスを展開しているKozue先生。ヨガを初めて体験する方も気軽に参加できるプログラムだ。
さらに、ヨガのあとは西方海岸の「NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」にてスペシャルブランチタイム。当日は、食物繊維が豊富でカラダの温まる旬の食材をたっぷり使ったお料理をメインに、この日だけの特別メニューがテーブルを彩る。デトックス効果が期待できるブランチは、ヨガのあとでもカラダに負担がかかりにくいメニューを揃えているので安心!
ご興味のある方は、やましたまでメールをいただくか、Facebookページをチェックのうえ参加ボタンを。ぜひ一緒に西方海岸でビーチヨガとおいしいブランチを楽しみましょう!
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NISHIKATA BEACH YOGA & BRUNCH
○開催日時/4月29日(金・祝)9時~11時<ヨガ60分間・終了後にブランチ>
○集合場所/「NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」薩摩川内市西方町1210-7
○参加費/2000円(ブランチ・ドリンク代含む) 
○参加人数/定員10名
○雨天中止(中止の場合はFacebookページにてお知らせします) 
《当日の持ちもの・確認事項》
・動きやすい服装 ・必要であれば飲み物、タオル、ブランケットや羽織り物
・ヨガマットをお持ちの方はご持参くださいませ。
・ヨガマットをお持ちでない方は無料レンタルも可能です。
・当日、朝食を召し上がる場合は2時間前までに済ませておいてください。
・8時から「NISHIKATA SHOKUDO/はまtacos」を開けておりますので、9時までに受付をお願いします。
・子連れでの参加も歓迎。保護者の責任のもとお子さまのケアをお願いします。
・お子さま用のおにぎりセット(300円)もご用意が可能です。アレルギー対応もできるかぎりいたしますので、必要な場合は事前にご連絡くださいませ。

***参加希望の場合***
やましたまでメールにてご連絡ください。
メールアドレスは「yoshimi_20051981★yahoo.co.jp」★を@にかえてください。
もしくは、Facebookページ【NISHIKATA BEACH YOGA & BRUNCH】の参加ボタンをお願いします!

2016年1月2日土曜日

2015年を振り返りつつ、新年のごあいさつ

いよいよ2016年が始まった。始まってしまった。

昨年ほど一年が濃密に過ぎた年はいつ以来だろう。小学生のころの夏休みのようだが、きっと初めてのことだ。

お正月らしさを微塵も感じことなく、つわりと共に始まった2015年。食欲旺盛期、身体あちこち痛い期、逆子発覚!お灸をすえまくり期、自分の幼少時代からをくまなく振り返る期など、昨年は私の心身にいろいろなことが起こった。なかでも一番は初めての出産。これ以外ないであろう。

2015年8月4日、私は母になった。2984gで生まれてきた男の赤ちゃん。今は生後5カ月を目前に倍以上まで体重が増えた。

彼が生まれたときの感動たるや言葉にならないほどだった。しかし、私は編集者であり、ライター。それを言葉にせねばどうする! との思いで、しばし考えた。

そして見つけた言葉は【すべてを受け入れ肯定した瞬間】の体験である。

世の中にはうれしいことや楽しいことばかりではない。残念ながら、今もつらく哀しい出来事が溢れている。それでも、それすらも、腕の中に抱いている命が生まれて来るために必要であったとしたら、受け入れよう、そんな風に思ったのである。そのくらい出産という体験が私にとって強烈なインパクトを与えた、ということ。

出産から5カ月近くが経ち、振り返ると出産以来、記憶が曖昧だ。秋を飛び越えて夏から冬になったような、そんな感じがする。こうして息子を抱きながら新年を迎えていることが、どこか不思議にすら思う。

息子と一緒にいると、人のあたたかさに触れることが多い。素直にありがたい。2016年も息子が新しい出会いを呼んでくれるのではないかと期待している。

それでは、みなさま、昨年はお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。



やましたよしみ



*写真は年の瀬の薩摩川内市西方海岸の夕暮れ