2016年9月15日木曜日

子育ての悩み

昨年の8月に生まれた息子はこの夏1歳になった。それはそれは親孝行な子で、熱ひとつ出すことなく元気に育ってくれている。

産後のホルモンバランスに振り回された日々を経て、なおも手探りの子育て。子どものためにベストな選択をしたい、と意気込みすぎる傾向がある。

以前、夫に「私、子育てに向いてないかも」と漏らしたことがある。そのとき彼は「子育てに向き不向きはないよ」と言った。確かに、と妙に腑に落ちたことを覚えている。仕事ではないのだから、向き不向き、得手不得手など関係ない。不器用な私でも、どうあれ大切に、一生懸命に育てるのみだ。

息子が生まれたときに、ひとつ決めたことがある。
それは「なにも期待しない」ということ。

期待しない! なんていうと少し乱暴で投げやりに捉えられかねないが、これはあくまでもいい意味で、である。私たち夫婦にとって何はともあれ息子は完全な存在であって、それ以上に何かを望まないということだ。元気にすくすく育ってくれたら文句なし! ありがとう! ということ、ね。

息子は1歳を過ぎてものごとをほんの少しずつ理解し始めた。去年の今ごろを思えば奇跡のようだ。(正直、生後1~2カ月の記憶がほとんどない。日々感動し、日々大変だった!)

子育ての悩みは、息子の成長とともに次々とあらわれる。それはたった1カ月も経てば「なんでこんなことで悩んでたんだろ?」と思われるものばかり。そして、その答えはすべて息子が教えてくれる。しかしながら、それがわかっていてもなお考えてしまうのは母親だからか、私の性格の問題か。

さてさて、今夜も小さな大の字で寝息をたてている息子のとなりで眠るとする。